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2020年10月12日

人々が美しく心を寄せ合う 令和

「令和」の出典は「万葉集」である。
『初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和(やわら)ぎ、梅は鏡前の粉(こ)を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香(こう)を薫らす』から引用された。
元号部分の現代語訳は、『折しも、初春の佳(よ)き月で、気は清く澄みわたり風はやわらかにそよいでいる』である。(産経新聞)
安倍総理(当時)は、『人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ意味が込められている』と記者会見で述べた(注)。さぞかし素晴らしく、立派な国なのでしょう。
海外メディアは混乱した。「It’s hard for us to understand理解できません」外務省は「令和」について「Beautiful Harmony=美しい調和」という趣旨だと伝えるよう在外公館に指示した。
「令=うるわしい」は「ビューティフル」と訳せるが、「和=やわらか」は「調和→ハーモニー」と訳すには、かなり難解である。
安倍総理(当時)は、年号のもつ意味を、自らの望むような国家観に近づけて、解釈を述べた。そして「それでいいのだ」という国民共通の了解を得た。これが社会のすみずみに普及し、「令和」の公式解釈であると認識された。
「人々」「心を寄せ合う」「文化」「生まれ育つ」いずれも出典には意味が含まれていない。これからは「解釈の押しつけ」が始まるような気がする。
和歌に本歌取りという他からパクる方法がある。元号の解釈も融通無碍(ゆうづうむげ)なのだ。そうそう東京オリンピックのエンブレムもパクりだった。
そもそも、我々には、「和を尊し」とする文化的な背景があると思う。
(注) 安倍前総理の談話:厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、日本人が明日への希望とともにそれぞれの花を大きく咲かせることができる日本でありたい、との願いを込めた。              By まつ もとよ
【人々が美しく、寄せ合う心で、アッ ヤットサ~、ヤットヤット(女踊りかけ声)】
人々が美しく心を寄せ合う 令和


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Posted by ゴールドランナー  at 13:21 │Comments(0)読者のつぶやき、ルポ、etc

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