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2020年12月10日

1万メートルとマラソン

12月4日に大阪長居スタジアムで、陸上日本選手権(長距離6種目)が開催された。
結果は、女子5000mの田中希実、1万mの新谷にいや仁美(2人は優勝が条件)、男子1万mの相澤晃(優勝+タイムが条件)が優勝し、オリンピック代表の内定を勝ち取った。
圧巻は、新谷仁美の日本新記録30分20秒44、従来記録を28秒45も更新した。レース展開は3000mから一人旅で正確なラップを刻み、ぶっちぎりの優勝であった。2位に約51秒遅れでマラソン代表の一山麻緒、3位以下は周回遅れ。6位の萩原歩美は静岡市出身である。
男子1万mは、1位(27分18秒75)、2位、3位は日本新記録でした(従来27分29秒69)。2位(27分25秒73)の伊藤達彦は、浜松商業から東京国際大学に進み、今年1月箱根駅伝の花の2区で相澤と並走して負け、このレースでも負けたが、ほぼ互角の走りで挑んでいる。7位の佐藤悠基は清水町出身で中学生まで市町駅伝に出場した。その後、佐久長聖高校、東海大学、実業団で活躍したトップランナーである。マラソン日本記録を持つ大迫傑は6位(27分36秒93)であった。
日本選手権の1万mで優勝しマラソンも速かった選手は、新宅雅也、高岡寿成、増田明美、弘山晴美である。日本男子のマラソン記録が世界記録に近かったのは、1880年代半ばと2002年であった(注2)。今は、上位をケニアとエチオピアなどのアフリカ出身の選手が占め、大迫傑の記録は世界(2時間1分39秒)の中では50位以下である。 by まつ もとよ
(注1)新谷仁美:高校駅伝のエース区間1区で3年連続区間賞(1年区間賞・2年新記録・3年さらに更新し現在も1区の歴代最高記録)、実業団選手より速い怪物高校生であった。1万m・ハーフマラソンの日本記録保持者、5000m歴代2位。駅伝で期待を裏切った走りなし。5年間のブランクがあり、競技年齢は32-5=27才かな。明るい性格、大会前は神経質になる。
(注2)1880年代:瀬古俊彦(当時世界4位)、中山竹道(3位)、児玉泰介(4位)、2002年:高岡寿成(4位)、1983年:増田明美(8位/ジュニア1位・長距離全てで日本新)、2000年:弘山晴美(9位)
1万メートルとマラソン


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Posted by ゴールドランナー  at 20:49 │Comments(0)読者のつぶやき、ルポ、etc

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