しずおかRC（ランニングクラブ）

　公務員ランナーで有名な川内選手（現在プロ）が、2月のびわ湖毎日マラソンに出場しました。この大会が109回目でした。うち2時間20分を切ったのが100回となりギネス世界記録に登録されました。
ここしばらく低迷が続いていましたが、34歳で自己記録を更新し2時間7分27秒と初の７分台でした。その要因は、アシックスの厚底シューズに変え、フォームの改造とレッグカールの強化、直前2か月の調整、天候と分析しました。
　自己流で走っている市民ランナーがフォームを修正・改良するのは難しいです。
ところが、アシックスがスタートアップ企業と共同開発したスマートシューズはコーチをしてくれるのです。エアラブル端末とランニングデータの蓄積によって、シューズに内蔵したセンサーがストライド、着地の仕方、着地の衝撃、足の傾きなどを計測します。スマホのアプリがデータを解析して、ランニング中に特性やくせを音声で知らせてくれます。また、総合評価やランニングフォームなどの見える化も出来るそうです。
3月に、もっと使いやすそうな「ランメトリックス」が発売されました。
カシオのセンシング技術とアシックスが蓄積してきたスポーツ科学の知見とランニングのビッグデータがコラボして、先進技術が融合していると宣伝されています。
カシオのGショック画面にリアルタイムで表示し、モーションセンサーがランニングデータを20種類以上の指標にしてデータ集積し、分析しコーチングしてくれます。センサーを腰にクリップ装着するので、さらにデータ精度がアップしてアドバイスが向上していると思います。
ランンナーは、ランニング中の動きや筋肉の使い方、しなやかさやバランス、力の入れ具合、左右の違いや傾き、上下動、体格や筋力など、それぞれ違っています。普通のランナーの走りをチェックしてアドバイスをしてくれるとは、素晴らしい進歩です。
フォームを改良し自己記録の更新や、いつまでも健康でランニングやウォーキングを楽しむためには、極めて有効な道具（ツール）であると思います。
by まつ もとよ
【ランメトリックス】