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2021年04月19日
こぬか雨
先週、「こぬか雨」のなか新東名高速道路を走った。新緑が映えて萌木色がきれいであった。
「こぬか雨」は「霧雨」と同じはずだが、春には「こぬか雨」が似合う。雨が降っているのか、水滴が漂っているのか、しっとりと濡れてくるような情景である。
「こぬか雨」は、小さい雨粒、糠のように細かい雨、とても弱い雨である。雨と言うより、春霞などと同じように春の気配がただよっているように感じる。
ほかにも春雨（はるさめ）や菜種梅雨（なたねつゆ）など春の雨は、しとしと降るイメージがある。五月雨（さみだれ）や梅雨（つゆ）は長雨であり、もう初夏の雨である。
春だけでも色々な雨があるのだから、夏、秋、冬には、どのような雨があるのかな。
我が国の気候風土と日本人の感性が雨に多くの名前をつけた。様々な雨から先人のものの見方や知恵を学び、ときには雨を楽しむ気持ちが大切であると思う。
地球温暖化によって、雨の降り方も、天気予報の言葉も変わってきているように思うが、専門知識のうえに教養を感じさせるような天気予報はないかな。
by まつ もとよ
「こぬか雨」は「霧雨」と同じはずだが、春には「こぬか雨」が似合う。雨が降っているのか、水滴が漂っているのか、しっとりと濡れてくるような情景である。
「こぬか雨」は、小さい雨粒、糠のように細かい雨、とても弱い雨である。雨と言うより、春霞などと同じように春の気配がただよっているように感じる。
ほかにも春雨（はるさめ）や菜種梅雨（なたねつゆ）など春の雨は、しとしと降るイメージがある。五月雨（さみだれ）や梅雨（つゆ）は長雨であり、もう初夏の雨である。
春だけでも色々な雨があるのだから、夏、秋、冬には、どのような雨があるのかな。
我が国の気候風土と日本人の感性が雨に多くの名前をつけた。様々な雨から先人のものの見方や知恵を学び、ときには雨を楽しむ気持ちが大切であると思う。
地球温暖化によって、雨の降り方も、天気予報の言葉も変わってきているように思うが、専門知識のうえに教養を感じさせるような天気予報はないかな。
by まつ もとよ
