しずおかRC（ランニングクラブ）

サッカー・レジェンド本田

惜しかったベスト8、残念です。侍ジャパンは、個に対抗するため数的優位を保ちつつ走るので、選手は徐々に疲労し、後半になりマークが甘くなって逆転された。あと一歩で、歴史を塗り替える寸前までいった。
乾の活躍と昌子の奮闘が目を引いた。招集されず不遇なときを過ごし、溜まっていたものを一挙に吐き出した。また連続出場の選手の中でも、本田圭佑はさすがに一味違った。本田不要論とか言われたが、途中出場した3試合ともスーパーサブとして見せ場をつくった。今大会の１得点1アシストにより、3大会連続を記録した。今後、レジェンドとなるだろう。ロシアと南アフリカの2大会で1次リーグを突破できたのは、本田のプレーと各選手への影響力が大きいと思う。
ところが、サッカー経歴は恵まれていないのでは？ トップ下、右サイド、ボランチなどチーム事情によって変わる。出身は大阪（注1）ですが、高校は金沢星陵でインターハイに出た。名古屋グランパスに入団したが、日本を代表する選手になるとは思わなかった。北京オリンピックでも中心選手（注2）ではない。オランダとロシアで活躍し、イタリアACミランで10番を付けながら起用されない。ロシア大会を控えメキシコへ移って試合勘を取り戻した。
いずれも、そこに飛び込み、自らの選択を乗り越えてきた逞しさは称賛に値する。ピッチでもチームでも状況を的確に認識し、有言実行で応えてきた。メンタルの強さと積み重ねによる確固たる自信が、ビッグマウスたる所以であろう。
（注1）近畿地区には、兵庫の滝川二（岡崎・鹿島の金崎）、滋賀の野洲（乾）、奈良の香芝、奈良育英（楢崎：引退）、和歌山の初芝橋本、京都橘、大阪桐蔭などの強豪高校、セレッソとガンバのジュニアもある。
（注2）本田は右サイド起用で安田（ガンバ大阪）と争う程度、当時のメンバーに香川・岡崎・長友・吉田・内田篤人、李忠成、豊田陽平らがいた。中心選手は梶山（FC東京：石川などを擁しJリーグで強かった。）

ロシア正教の教会（屋根のネギ坊主）　　　　　ｂyまつもとよ