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2018年10月16日
ランニングシューズ
今年2月の東京マラソンでの設楽悠太、9月のシカゴマラソンでの大迫傑(すぐる)と、 日本記録が続いている。大迫の記録2時間5分50秒は日本人初の5分台である。
しかし、世界記録は、今年のベルリンでのエリウド・キプチョゲ(ケニア)の驚異的な2時間1分39秒です。大迫の日本記録でさえ、やっと世界100傑に入るぐらいである。
ベルリンとシカゴの優勝者も、大迫も、「ナイキ・ズームヴェイパーフライ4%フライニット」という厚底シューズです。シカゴでは5位までの選手が履いていた。
【話題のシューズ・ナイキヴェイパーズームフライニット大迫モデル】
だからと言って、このシューズを履けば、早く走れる訳ではない。
私の経験から『脚筋力とシューズが合っていなければ、大会では走れません。』
キロ3分台で駅伝に出ていた頃、月間の練習量は300㌔超、長い距離は26キロまでであった。当時の常識は、『薄底の軽量シューズで速く走る足をつくる。』
私は、大会用と練習用のシューズを使い分けていた。練習用がアシックスのターサー、スカイセンサーなどを毎日履き替え3足くらい、駅伝や10㌔大会がターサー、フルマラソンでは主にアディダスマラソン80だった。大会用のシューズは、型崩れしないよう詰め物をして、また調整ずみの紐がズレないようにして、普段は室内に保管していた。
【アディダスマラソン80】初マラソンのシューズ。ソールが硬い。重さ180g
「日比野賞フルマラソン」(3月開催、制限時間3時間、参加者約200名、豊橋市陸上競技場から新城市折返し)に出場した時、アシックスマラソンソーティーの超軽量シューズを履いた。(注)実際に使用したシューズは、ソリが無く細いラトス、3分前半タイプ。
【マラソンソーティー】片足100g、薄いソール、クッション性ほとんどなし。
ハーフまで順調で、余裕を持って1時間24分の前半で通過した。ところが、31㌔過ぎ、急に脚にきて蹴りとバネが無くなり、なんとか35キロ地点までたどり着いた。5㎞ラップが25分台にダウンし、この先はキロ6分台後半でも無理なパンパンな脚です。このまま行っても、40kmの関門に引っかかってしまう。何人も目の前を通り過ぎたが、ここでリタイアし収容バスを待った。
byまつもとよ