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2021年03月11日

原発の地震対策の危うさ

東電福島原発は水素爆発し放射性物質を広範囲に拡散させ、原子炉がメルトダウン(炉心溶融)した。
未だに、放射性物質を含む汚染された水と土について最終処分が決まっていない。更に、原子炉内の核燃料が溶け落ちて固まったデブリを取り出すのに、この先何年を要するのか分からない。
この事態を招いた一因は、原子力村の人達の傲慢さにある。原子力村の人達とは、専門家と称する学者や関係する技術者を指す。
この人達は、『原子力発電所は、最先端の科学技術に基づいて設計・建設・設置されているので、システムとして万全である。万が一被災しても大きな被害はない。』と考えていた。
地球のエネルギーと比べれば、科学技術に絶対的な信頼を置けないのは当然である。『つくられたものは壊れる。』専門家が噛み締めるべき真理である。
 阪神大震災の際にも、専門家とは何だろうと思った。
高架の橋脚が何本も折れて高速道路が700mほど崩壊した。前年に米国サンフランシスコでも地震により高架道路が損壊した。現地調査した土木工学の専門家達は『日本の耐震基準や施工技術ではあり得ない。』との見解を述べた。
また、中部電力は、浜岡原発は東海地震によって被害を受けるが安全であると説明していた。『原子炉と建屋は想定地震動を上回る数値に基づいて耐震化してある。外部への影響はほとんどない。』との見解であった。
しかし福島の後、掛川市や焼津市付近まで放射性物質が拡散することもあるとの想定や、巨大な防潮堤を建設するなど、変化がみられる。 by まつ もとよ
【爆発後の状況】
3号機は鉄骨が飴のよう。震災時に停止中の4号機のみ炉心溶融していない。
原発の地震対策の危うさ


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Posted by ゴールドランナー  at 07:29 │Comments(0)読者のつぶやき、ルポ、etc

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