しずおかRC（ランニングクラブ）

　トヨタが裾野市に未来都市ウーブンシティを造る計画が動き始めました。
場所は、東名高速道路の裾野インターチェンジの近くで、トヨタの工場跡地（旧関東自動車とトヨタ東富士）で東京ドーム約15個分の広大な敷地です。
今年の2月から着工しいつ完成するのか未定としていますが、初期にトヨタの従業員や関係者2000人程度が住民となる予定です。
都市計画の基本構想や計画がどの程度具体化しているのか、「ウーブン」の意味から何かが「織りなす」街空間です。
全自動運転の電気自動車などと人間が共存する道路、自然の中を散歩しているような歩道、情報通信・電気ガス・上下水道など生活インフラのライン、消費購入と廃棄処分の双方向の物流ラインなどが考えられます。
道路を主に構想されているようですが、付帯して必要になる河川と水路、風の流れや柔らかな空気のための緑の道と水辺の道が造られます。
どの道であっても、一番重要なことは「安全である」ことです。
開発地は富士山麓にあり、東側の箱根山系の山々に挟まれています。この最も低いところを黄瀬川（狩野川水系）が流れています。西側の富士山麓には河川が発達せず、溶岩の下を流れているようです。河川に対する影響について調査と分析が必要です。
また、生活用水の量と排水処理に関しては、柿田川の伏流水など環境への影響など（注）に十分な配慮が求められます。　by まつ もとよ
（注）裾野サファリの開発計画にあたって、富士山の伏流水を汚染する又は減少させる可能性について環境アセスが行われ、開園後も定期的に水質調査が行われています。
【ウーブンシティ構想の全景】