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2021年06月01日

病院移転と歴史博物館病院移転と歴史博物館

病院移転と歴史博物館

旧清水市内には、日本平の登り口近く(南)に市立清水病院、東名清水インター近く(北)に清水厚生病院、市街地の近く(西)に桜ケ丘病院がある。
旧厚生省は病院と診療所の役割分担を分けて(病診連携)、病床数の少ない病院が経営しづらい施策方針をとってきた。これに従えば、桜ケ丘病院と清水厚生病院は存続が危ぶまれる規模である。
桜ケ丘病院は建物・敷地とも狭く、建物や設備などを更新する時期を過ぎても移転先が決まらないままになっていた。
津波浸水区域内への移転は不適であるとの反対の声が多く、決定が遅れていたが、JR清水駅東口公園に移転することが昨年12月に決まった。
しかし、この土地は清水庁舎(注)の移転予定地である。庁舎は老朽化(昭和58年建設)しており津波浸水区域内でもある。この移転はどうなるのか。
ほかにも津波浸水区域内にある施設は、清水駅近くに500人収容のホールやプールなどを備えた複合施設清水テルサがある。また、マリンビル隣接地に海洋ミュージアム(水族館・博物館)の建設計画がある。
海洋ミュージアムの予定地は清水港日の出地区の空地であり、用地交渉に手間をかけずいかにも静岡市らしい。
ところが、コロナ禍における経済状況によって建設と運営の入札に応じてくれる民間事業者の目途が立たず、昨年5月に海洋ミュージアムの建設を取りやめている。
その一方で歴史文化施設(旧青葉小学校跡地に建設予定の歴史博物館)は延期と発表している。
清水みなとよりも駿府の歴史と文化を優先したことについて市民に説明をせず、合併から20年が経っても旧静岡市の計画を残した田辺市長の政治判断は立派である。
近頃は、政治家が市民・県民・国民に説明しないのが流行っているらしい。by まつ もとよ
(注)旧清水市役所の庁舎であった。平成15年(2012/4/01)に静岡と清水が合併して区役所などに使われている。
【歴史博物館の予定地(矢印の場所)】
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Posted by ゴールドランナー  at 16:17 │Comments(0)読者のつぶやき、ルポ、etc

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