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2021年06月23日

足で稼ぐ、頭で稼ぐ 

昭和35年(1960)頃まで、「御用聞き」や「紙芝居屋」「ポン菓子(はぜ米)」や「ロバのパン」そのほか色んな「もの売り・引き売り」がやって来ました。
「引き売り」は戸別訪問する方と決まった場所で開く方とがあったようです。豆腐、納豆、シジミ、ドジョウ、朝どり野菜などを覚えています。生きているドジョウを味噌汁に入れるとキュキュと鳴いた。納豆は藁苞(わらづと)で今よりズッと強烈な匂いでした。
最後の引き売りを、昭和60年頃に某所でよく見かけました。ラッパの音で豆腐と分かります。親父さんの楽しみは、造り酒屋で一杯ひっかけながら顔なじみの人達とたわいもない話しをすることです。ほろ酔い気分で自転車に小さなリヤカー引き遠くへ帰っていく、のどかな日々でした。
今は、高齢化社会の到来によって軽トラによる移動販売が復活し繁盛しているようです。いずれも「足で稼ぐ」商売です。
また、「足で稼ぐ」は、刑事ドラマでも使われる言葉です。捜査や聞き込みなどで刑事が外回りすることを意味します。
現代社会において営業職は「頭で稼ぐ」に変わってきています。モノも情報もあふれている時代、いくら訪問しても上手に説明しても既にあるモノ・不要なモノは要らない。
商品知識だけではなく、商品に関連する他の情報、生活の向上の提案や購入者の嗜好などに対応できる幅広い知識を携えて、顧客との関係性を友好的に構築できるソリューション人材が営業マンとしてふさわしいのです。
 by まつ もとよ
【移動販売】
足で稼ぐ、頭で稼ぐ 


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Posted by ゴールドランナー  at 13:25 │Comments(0)読者のつぶやき、ルポ、etc

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