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2021年08月11日

迷走するコロナ対策・その1

政府のコロナ対策が迷走するのは無理もない。二級官庁と言われる旧厚生省(以下「旧省」)が、国の対策本部においてコロナ対策を主管しているからである。
約1年7か月、覚えているだけでも次のような出来事があった。
☆1.昨年1月に中国武漢からの邦人帰国に際してホテルで隔離したのは適切(ただしやり過ぎ)
★2.クルーズ船ダイヤモンドプリンセスの感染防止や陽性者の下船など、疑問だらけ
…防疫現場を仕切ったことがないのでは?
⇒ 感染防止も危機管理も、基本的な知識がないことを露呈した。
★3.クラスター追跡などで保健所が目づまり
…身内のみで対処?(旧省の医系技官・疫学専門家・国立感染研究所・保健所)
⇒ 感染拡大には対応できない。 [旧省の方針で縮小された保健所に余力なし]
★4.国立感染研系のみが正確なPCR検査ができる
…偽陽性・偽陰性など精度が問題?
⇒ 感染研・地方衛生研究所等では大量検査が不可能 [分析評価は感染研の専管事項]
★5.保健所による行政検査でなければ入院できない
…法の建前を第一に<閣議決定で様々なことを決めるのに何故>?
⇒ 本来、入院や治療は医者が決めること [保健所は措置入院の事務処理だけ]
※陽性者全ての入院ではなく、迅速的確な検査と医療下にある隔離だが(感染法の5類相当が妥当)、旧省の見当違いによって2類に分類され入院が必須となった。
☆6. 突然の全国一斉の休校[少しは効果があった]
…子どもは感染しづらいし、そんな感染状況にあったのか、人流を抑制する→親を休ませる謀(はかりごと)?
⇒ 文科省と協議もせず、官邸主導の独断による見苦しい慌てぶり
★7. 1日2万件のPCR検査の早期実現
…安倍首相が国会答弁で度々発言、国立感染研・地方衛生研・民間企業などの検査数が2万を超えたと5月に旧省が発表
⇒ その後も緩やかな増え方、今は市街地に民間検査所がある。
※日本製の優れた検査機器がコロナ対策に貢献したとフランスが某会社を表彰したが、旧省において未承認のため我が国では使用できない。
★8. 治療薬アビガンの早期承認[昨年5月]
…特例承認が認められず現在も治験データを収集中。ワクチン接種が進みあえて感染リスクに応じる人はいない。
⇒この先も、承認を得られる目途はない。
※アビガンは、新型インフルエンザ向けに開発され既に承認されている薬です。
by まつ もとよ 
【星野源とのコラボ4/12】安倍首相、ズレてる。そんな時じゃないでしよ。
迷走するコロナ対策・その1


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Posted by ゴールドランナー  at 16:17 │Comments(0)読者のつぶやき、ルポ、etc

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